前回は、カルシウムが骨や歯だけでなく、筋肉や神経などの働きにも関わることをご紹介しました。
今回は、日本人のカルシウム摂取について考えてみます。
カルシウムは不足しやすい栄養素です
日本人の食生活では、カルシウムは不足しやすい栄養素のひとつとされています。
カルシウムを多く含む食品には、牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品、小魚、豆腐や納豆などの大豆製品、小松菜などの野菜があります。
しかし、これらを毎日十分に摂れている方ばかりではありません。
特に、乳製品をあまり摂らない方、食事量が少ない方、偏食のある方などでは、知らないうちに不足しやすくなります。
摂った量が全部吸収されるわけではありません
カルシウムは主に小腸から吸収されますが、摂取した量がすべて体内に取り込まれるわけではありません。
吸収率は食品の種類、年齢、ビタミンDの状態などによって変わります。
成長期には比較的吸収されやすい一方、年齢とともに吸収効率が低下することもあります。
そのため、「今日はたくさん摂ったから大丈夫」というよりも、毎日の食事で継続して摂ることが大切です。
カルシウムだけでは骨は守れません
骨の健康を考えるとき、カルシウムだけに注目しがちですが、実際には他の栄養素や生活習慣も重要です。
特に、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、たんぱく質は骨や筋肉の材料になります。
さらに、歩行や筋力運動など、骨に適度な刺激を与えることも重要です。
つまり、骨の健康は、
カルシウム+ビタミンD+たんぱく質+運動
をセットで考えることが大切です。
まとめ
カルシウムは、日本人にとって不足しやすい栄養素のひとつです。
また、食事から摂取したカルシウムがすべて体内に吸収されるわけではありません。
乳製品、小魚、大豆製品、野菜などを日頃から意識して取り入れ、栄養バランスと運動も含めて骨の健康を考えていきましょう