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夏の食養生③ 冷たいものの摂りすぎにご注意を

2026.08.18新着情報

暑い夏。

冷たいお茶、ジュース、アイス、そうめん、冷やし中華……。

暑い日に冷たいものがおいしいのは当たり前です。

でも、

「暑いから冷たいものばかり」

になっていませんか?

夏バテを防ぐためには、暑さ対策と同じくらい「胃腸を守ること」が大切です。

夏なのに、なぜ胃腸が弱るの?

中医学では、胃腸の消化吸収に関わる働きを「脾胃(ひい)」と呼び、とても大切にします。

食べたものを消化し、そこから体を動かすための「気」や栄養を作り出す。

いわば、脾胃は体のエネルギーを作る工場のような存在です。

ところが夏は、冷たい飲み物や食べ物を摂る機会が増えます。

それが続くと脾胃に負担がかかり、

食欲がない
胃が重い
お腹がゆるい
なんとなくだるい

といった不調につながることがあります。

「冷ます」と「冷やす」は違います

前回ご紹介したトマトやきゅうり、冬瓜などには、中医学的に体の余分な熱を冷ます性質があります。

では、夏は冷たいものをたくさん食べればよいのでしょうか?

そうではありません。

食材そのものが持つ「熱を冷ます性質」と、冷蔵庫や氷で物理的に冷やすことは別の話です。

夏野菜を上手に利用しながら、胃腸そのものは冷やしすぎない。

このバランスが大切です。

そうめんだけで済ませていませんか?

食欲がない日のそうめん。

手軽でおいしいのですが、毎日のように麺だけで済ませていると、体を作るための栄養が不足しやすくなります。

例えば、

豚しゃぶ・卵・豆腐・オクラ・山芋・大葉・みょうが・梅

などをプラスしてみましょう。

これだけでも、夏の食事がずいぶん変わります。

さらに温かい味噌汁やスープを一品添えるのもおすすめです。

薬味を上手に使いましょう

夏の食卓で活躍してくれるのが、

生姜、大葉、みょうが、ねぎ

などの香味野菜です。

冷たい豆腐や麺類などにも合わせやすく、香りが食欲を刺激してくれます。

「冷たいものを全部やめる」のではなく、温かいものや薬味を上手に組み合わせる。

無理なく続けられる夏の食養生です。

胃腸を守ることも立派な夏バテ対策

夏バテというと「暑さで体力を奪われる」というイメージがあります。

しかし実際には、

暑い

冷たいものが増える

胃腸が弱る

食べられない

元気が作れない

さらに疲れる

という悪循環も少なくありません。

夏こそ、胃腸をいたわる。

それが暑い季節を元気に過ごすための大切な養生です。

そしてもう一つ、夏の体に大きな影響を与えるのが「汗」です。

たくさん汗をかいた後、水分を摂っているのに、なぜかぐったりする。

そんな経験はありませんか?

次回は、夏の食養生シリーズ最終回。

「汗をかくと、なぜ疲れる?」

中医学の「気」と「津液」のお話から、夏の疲れについて考えてみましょう。

むらせ漢方堂

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